Graviton2 を搭載した 「C6g」「R6g」インスタンスが利用可能になりました

Graviton2 を搭載した 「C6g」「R6g」インスタンスが利用可能になりました

ARMベースの Graviton2 プロセッサ搭載する C6g、R6gインスタンスが 東京リージョンでも利用可能になりました。
Clock Icon2020.06.12

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AWSチームのすずきです。

AWS が開発した Armベースの CPU、Graviton2 を搭載した EC2インスタンス、 コンピュート最適化の「C6g」、メモリ最適化の「R6g」 がリリースされました。

東京リージョンでも利用可能になった 「c6g.medium」 インスタンスの起動を試す機会がありましたので、紹介させて頂きます。

AWSコンソール

インスタンスタイプの選択

Armプロセッサ用のAMI で選択可能な インスタンスタイプとして「C6g」、「R6g」が追加されました。

インスタンスタイプ

アーキテクチャ「arm64」を指定して、「C6g」、「R6g」が利用可能な事が確認できました。

「C6g」「R6g」が利用できるアベイアビリティゾーン、2020年6月時点の東京リージョンでは2つです。

インスタンスファミリー アベイアビリティゾーン
a1 ap-northeast-1a (apne1-az4), ap-northeast-1d (apne1-az2)
m6g ap-northeast-1a (apne1-az4), ap-northeast-1c (apne1-az1)
c6g ap-northeast-1a (apne1-az4), ap-northeast-1c (apne1-az1)
r6g ap-northeast-1a (apne1-az4), ap-northeast-1c (apne1-az1)

lscpu

Graviton2 搭載の 「c6g」、 従来の「a1」と比較して、L3 cache と、命令セットも追加されています。

c6g.medium

$ lscpu
Architecture:        aarch64
Byte Order:          Little Endian
CPU(s):              1
On-line CPU(s) list: 0
Thread(s) per core:  1
Core(s) per socket:  1
Socket(s):           1
NUMA node(s):        1
Model:               1
BogoMIPS:            243.75
L1d cache:           64K
L1i cache:           64K
L2 cache:            1024K
L3 cache:            32768K
NUMA node0 CPU(s):   0
Flags:               fp asimd evtstrm aes pmull sha1 sha2 crc32 atomics fphp asimdhp cpuid asimdrdm lrcpc dcpop asimddp ssbs

「c6g」 「m6g」 「r6g」でCPU情報の差異は確認できませんでした。

a1.medium

$ lscpu
Architecture:        aarch64
Byte Order:          Little Endian
CPU(s):              1
On-line CPU(s) list: 0
Thread(s) per core:  1
Core(s) per socket:  1
Socket(s):           1
NUMA node(s):        1
Model:               3
BogoMIPS:            166.66
L1d cache:           32K
L1i cache:           48K
L2 cache:            2048K
NUMA node0 CPU(s):   0
Flags:               fp asimd evtstrm aes pmull sha1 sha2 crc32 cpuid

まとめ

AWS が開発した Armベースの CPU、Graviton2 を搭載した EC2インスタンス、 Intel CPU を搭載した M5 インスタンスと比較して、費用対効果の良い利用が期待できるとされています。

汎用の「M6g」に加え、コンピュート最適化インスタンスの「C6g」、 メモリ最適化インスタンスの「R6g」をワークロードの特性に応じて選択する事で、より最適な利用が実現できる可能性があります。 検証などの機会があれば、その性能をぜひお試し下さい。

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